総合職から一般職になってみて得たもの①健全な思考

こんばんは、あだちです。

 

タイトルの通りなんですが、

11月から、心身の不調を理由に、一般職になってみました。年内だけの期間限定で。

 

そうしたら、得たものがかなりあったなあと思って。

(あくまで、いまの心境なので来週どう感じているかはわからない)

 

また総合職に戻れるのか、とか、

周りからサボっていると思われないか、とか、

心理的な負担みたいなものを横目に見ての、

ある種、賭けのようなエイヤな思い切りではあったんですが、ほんと良かった。

 

いい気分のうちに書き溜めておこ、ということで筆を取りました。

何回かの記事に分けて記録していこうと思います。

また激しく落ち込んだ時に(笑)自分の支えになるように。

 

ということで得たものその①は、健全な思考です。

も少し詳細に言うと、「きちんと感情のリカバリーができて、健康な思考が働く時間が増えた」という感じでしょうか。

 

まずbefore。

総合職をしていたときは、いくら22時には帰宅マストなゆるキャリとはいえ、

やはりほぼ帰ったら寝るだけ、みたいな生活で、きちんとものを考える時間がありませんでした。

「いやいや、通勤時間とか風呂とか、いくらでも考える時間はあるでしょうよ」

と思ったそこのあなた。ごもっともです。

 

私も、通例にのっとって、電車で考え事をするにはしてましたし、

というか、日がな一日思考は働いていました。

 

大変マイナス方向か、自分では制御のできないようなハイテンションか、どちらかで。

 

人様と心の動きを正確に比べることはできない、という前提には勿論立った上で、

それでも、私はとても感情のコントロールリカバリーが下手な方だと思います。

 

例えば、一度叱責されたりしたら。

 

もうまず1時間半近く、頭がカーっとなって、

泣きたいやらの悲しさ、恨み、(下手すると上司を刺しかねない勢いの)怒り、

あらゆる負の感情と、

 

そして言い訳に始まり、「自分なんて生まれてこなければよかった」という自己嫌悪に到るまでの呪詛の言葉で頭の中が焼かれんばかりで、

とてもまともに考え事なんてできたものではありませんでした。

なんとか手は動かすけど、捗らないこと捗らないこと…

 

やっと集中できるかしら、という頃には作業遅延が激しく起こっていて、それでまた上記のような負の感情がチラチラと炎の舌先を見せ始めるような始末。

 

こんな状態で9時半から22時まで働いているので、当然、電車の中でも、風呂に入っていても、嫌な考え事のエンドレスループです。燃えがらがくすぶっている。

寝たら忘れるどころか、朝が一番、思考回路がつらい。昨日の悪い考え事がリフレインして、布団から出ることさえ辛かったりします。

やっと前向きになれるのは、シャワーを浴びて顔を洗い終わったくらいでしょうか。

 

で、また振り出しにもどる、の繰り返しでした。

 

いい日もあるにはあるけど、まるで当たりくじみたいなんですよね。

「あ、今日はなんかいい日だ!何が起こった訳じゃないけど!なんか楽しい!わーい!」みたいな笑 

あとは、やっぱ上司の機嫌が大きかったかな。上司たちも、かなりキツいクライアントに振り回されてるので仕方ないんですが。

でもこれもやっぱり、当たりくじとかお天気とか、そんな類というか。

 

自分の力で元気になることが、とてもじゃないけど、出来なかった。

 

気持ちの切り替えをするのも社会人としてのスキルだ、と自分に言い聞かせて、怒られた時の気の持ちようについての本を読んだりしてましたが、

心の悲鳴はそんな知識や一般論でどうにか出来るものではありませんでした。

 

で、リカバリーがきちんと出来ないまま毎日を過ごすので、大して動いてなくても異常に疲れるし、その疲れが溜まりに溜まって、

もう起き上がることができなかったり、もはや頭やお腹が痛くなってしまったり熱が出たりで、会社を休む日も沢山ありました。

土日も動けなくなって、友達との約束を沢山お断りしました。

辛かったなあ、なんて、まだまだ過去形で感傷的に語れないくらいには、「いや普通に冷静に日常生活の支障でしかないわ。めっちゃ困る。」って感じでした。

 

そして、after。一般職になったら。

やっぱり、怒られはするし、そしたら同じくらいショックは受けます。

 

でも、帰るのが4時なので、いくらでも嫌な気持ちと向き合う時間がありました。

ちゃんと心の鎮火作業をするだけの時間があったんですね。

 

もし鎮火しきっていなかったり、嫌なことがまた起こる、と憂鬱でも、それでも6時間働けば解放される、と思えば、なんとか頑張ろうと思って、ちゃんと会社に行けるようになりました。

 

お天気が晴れる日を待たなくっても、その日のうちにきちんと、

自分の心の状態を、せめて曇りくらいにはできるようになりました。

 

で、リカバリーがきちんと出来ると、普通の考え事ができるんですね。

自分の存在意義を問うたり(笑)するような内容じゃなくて。

 

「普通」の中身も、一般職期間の開始から今までの約1カ月で変遷は経たんですが、

これはまた別の記事にしようと思います。

 

よく考えてみたら、明るい気持ちに自分でなる、という営みを殆どしたことが無かったので、働き方、上司うんぬんの問題ではなくって、

性格というか、心の成長度合いというか 。そういう課題に向き合う時間を持てて良かったなーと思います。

 

あと、補足だけども、働きながらっていうのが私にとっては大事なファクターでした。

 

休職も半年前に一回やっちゃってるんですが(つくづく会社の懐の深さに脱帽するな…)、あと、就職留年してた1年もあったし、すぐ会社休むしひきこもるし、

とかく休み休みな人生で、考える時間はたっぷりあるように思いつつ、

 

きちんと時間、時間で行くところがあり、役割を与えられた状態というのは、それだけで生活にリズムが生まれて、”社会で生活するうえでの"思考が健全になる一助になると思いました。カッコ書きにしたのは、哲学みたいなことを考えたり、感性を潤したりするような思考はやっぱり休みの時間が捗ると思うので。

 

では、①健全な思考 パート、以上です。

引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。(以外の結びが思いつかない悲しきOLの語彙力…)